タトル出版トップ > 日本文学 > 日本文学 [英訳] > Lafcadio Hearn's Kwaidan 小泉八雲『怪談』
Lafcadio Hearn's Kwaidan
小泉八雲『怪談』
| 著 | ラフカディオ・ハーン |
|---|---|
| 税込価格 | 2,200 円 |
| ISBN | 978-4-8053-2042-6 |
| 判型 | 131x203mm 192ページ Paperback |
| 在庫情報 | 在庫あり |
ラフカディオ・ハーンの『怪談』は、日本で「怪談」として親しまれている妖怪物語を初めて欧米社会に紹介した最も有名なコレクションです。この忘れがたい17の怪奇譚と3つの文化論は、長年語り継がれてきた伝統的な口承に基づいて執筆されました。これらは、アニメ、漫画、ビデオゲームから小林正樹監督のオスカーノミネート作品まで、現代の表現にも影響を与え続けており、日本人の心に潜む暗く神秘的な部分を鮮明に思い起こさせます。
この新版には、日本の妖怪の豊かなイマジネーション世界を示す20点以上のフルカラー木版画が収録されており、さらに妖怪文学の第一人者であるマイケル・ディラン・フォスターによる序文が追加され、ハーンの先駆的な作品の文脈と永続的な重要性を解説しています。
収録されている物語には、吹雪の中で男性を助けるも恐ろしい警告を与える「雪女」や、侍のために死者の前で演奏させられ血まみれの結果を招く「耳なし芳一の話」などがあります。
日本文化の最も著名な初期の西洋の解釈者であるハーンは、特に超自然的な物語に強い関心を持っていました。彼は養子縁組した地で「繊細で透明な、幽霊のようなスケッチ」を熱心に収集し、それを意欲的に翻訳しました。彼の英語訳は逆輸入の形で日本語に翻訳され、今日でも日本の文学の古典として、日本の多くの人たちに熱心に読まれています。


